せかいとことば

世界は言葉によってつくられているし世界は絶えず言葉を生み出しているし。雑多な文章をつらつらと。

2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

すこしだけの今日に立ち止まるように

壊れてしまうのだろうなぁわたしもいつかきっと。みたいなことを考えていたのだ。電車に乗りながら。電車に乗る人たちはどこへ向かいどこへ消えて行くのだろうと思ってしばらく考えているとわたしの身体はぐらぐらと揺れてしまってそれが電車の揺れによるも…

とある島の風景と『RADIO ONSEN EUTOPIA』

音楽を聴くと、それに付随するイメージが浮かぶ。そのイメージは思ったよりもかなり長いこと、身体に染み付いているみたいだ。それはいいことでもあるし、悪いことでもあるし。バロック時代の作曲家、ヴィヴァルディの書いたヴァイオリン協奏曲集『四季』は…

「真っ白な雪の上にはカラスが」

「やっぱ、ポエティックに生きないとだめだよね、ポエティックに」 放課後、わたしは駅前のマクドナルドでマックシェイクをすすりながら、そんなことを言っていた。なぁーんて言ってる時点で所詮わたしはポエティックではないのだろうな。本当にポエティック…

読書感想文と、ある友達についてのはなし

むかし、読書感想文というものがあった。むかしと言ってもわたしが小中学生だったころの話で、今も相変わらずあるのだろう、たぶん。読書感想文というのは全然好きじゃなかった。まず、指定図書に読みたいと思えるようなものが一つもなかった。もし、なんで…

「どうでもいい話」

どうでもいい話を書きます。あ、どうでもいい話を書くのに「どうでもいい話を書きます」だなんて、わざわざ前置きをするわたしはなんて紳士なのかしら。この前置きのおかげで、みなさんは、このあとのお話を読む前に「あ、これはどうでもいい話なんだ」と前…

あなた、わたしは世界をつくっているのよ。いつだって。

そうだ、あの話をしよう。あの話を。でも、あの話は言葉にしてしまってはすぐに、崩れてしまうかもしれない。だから慎重に話そう。慎重に、あの話をするよ。***五時になると、時計のチャイムが鳴りだす。それが実際、チャイムなのか、なんなのかはよくわ…

創作について その2

創作活動をしないとだめです。創作活動をしないと人間であることの、その誇りのようなものが、どんどんと損なわれていってしまうのです。それは、文でも、音楽でも、絵でも、パフォーマンスでも、なんでも良くって。とにかく自分の考え、もしくは考え以前の…