せかいとことば

世界は言葉によってつくられているし世界は絶えず言葉を生み出しているし。雑多な文章をつらつらと。

2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「おなかのへるうた」論考

「おなかのへるうた」という童謡があります。こう書くと、なんだか歌うとお腹が減ってくる歌なのかしらんとか思ってしまうけれど、どうしておなかがへるのかな〜、というあれです。お腹とお腹がくっついてしまうあれ。作詞は阪田寛夫、作曲はこの間の「犬の…

ひかりが差し込んでそれが眼球の裏側にまで届くころ

たぶん、何もないところにぽつんと自転車を置くのはすこし勇気のいることなんだと思う。壁の横とか、木の横とかじゃなくって、何もないところに。だからみんな、自転車のとなりに自転車をとめて、そのまたとなりに自転車がとまっていって。***見上げると…

「太陽の真下」

朝起きるとそこは太陽のちょうど真下の広場、みたいで、とっても眩しかった。カーテンを閉めるのを忘れて寝てしまったのだと気づいた。おかげでこんなに早く目が覚めてしまったのだけど、不思議と眠くはなかった。わたしは毎朝起きるとすぐ、CDをかけるよう…

ひろがる、ひろがる、ひろがれ

世界が違ってみえるわ。今日は世界が違ってみえる、今日は世界が違ってみえる日なのでいつもと違ったことをしてみる。いや、今日は違ってみえる日なので、いつもと同じことをしても違ってみえる。その方がお得かもしれない、違いがわかっていいかもしれない…

「犬のおまわりさん」論考

寝れない。いっこうに眠れない。眠る、という行為を脳内の広い広い部屋、のところどころに無造作に現れる糸を一本一本引いていって部屋を少しずつ暗くしていくという作業だと仮定すると、まず糸自体が見当たらない。という眠れなさ。つらっ。*****今日…

リハビリ

なんとなく、なんとなく帰りのセブンイレブンで購入した限定醸造の琥珀エビス、を飲む。たいへんおいしい。わりと日本のどこでも手に入るビール、の中ではエビスが一番すきだなぁ、なんていうか、エビスはやっぱりちょっと贅沢なビールなわけですよね。プレ…

遠くでたき火をしている

むむむ、と塞ぎ込んで、ああこりゃいかんとたまには遠くへ出かけてみて。そしたらなんだか疲れてまた塞ぎ込む。こうして日々を消化してどんどんいのちを消耗している感じで、ああこれは駄目だ、と思ったりすることはある。そういうループ、はちょっとしたき…

天国まであと37km

雨降り。雨降りの今日、っていうのはまぼろしで、別に雨は降っていないけど部屋にいるとなんとなく外は雨だったらいいなぁとかそんなことを考える。ので、今日は雨。猛烈なラムネの食べたさがやっとの思いで夕暮れの中わたしをお出かけたらしめる。こういう…

君は地中に眠るセミを見たことがあるか

諸行無常の響きあり。諸行無常の響きで目を覚ました。糞暑い。ある夏の日のこと、わたしのまわり、には諸行無常なセミたちが、これでもかというくらいの轟音を。セミは強い。どれだけうるさかろうが、どこかに苦情を入れられ、駆除されるということもない。…

世界は何色だろう

夜の船。何もすることがない。本当に何もすることがなくて、こう思う。何かすべきことがあるというのは、厭になるときもあるけど、やっぱり幸せなのかもしれない。何もすることがないというのは、けっこうしんどいことであって、なぜなら何もすることがない…