せかいとことば

世界は言葉によってつくられているし世界は絶えず言葉を生み出しているし。雑多な文章をつらつらと。

Amazonで買った中古CDが音飛びしたので文句を言ったら返品せずに返金してもらえたという話

 先日、Amazonで中古のクラシックのCDを買った。4枚組のCDであったが、そのうちの1枚に音飛びがあった。1枚の中で2曲分がほとんどまともに聴けないという格好だ。

 しかも、それに気づいたシチュエーションが最悪であった。就寝時のBGMとして流しており、眠りについたのとほぼ同じタイミングで音飛びにあってしまったので、うなされたのかと勘違いをしてかなり後味が悪かった。そんなこともあって、苦情を送ることにしたのだ。


 Amazonの会員ページのようなところに、出品者へ返品などの依頼をすることができるフォームがある。そこに「音飛びが激しいので返品または返金をしてほしい」という旨のメッセージを送った。おかげで寝付けなかったとは言わなかったけどね。

 4枚のうちの1枚以外は正常に聴けるけれどすべて返品になってしまうのだろうか、もし返品になったらその前にPCにデータを取り込んでおこう、ふふ、などと悪巧みをしていたところ、その日のうちに返答がきた。全額返金で、しかも返品はしなくていいという。なんてすばらしい話!

 

 ここからは想像だけど、その出品者はかなりの高評価があり、商品数も多いショップであったため、下手に対応をして悪い評価をつけられることを恐れていたのではないかと思う。たかが数千円のCDではあったし、彼らにしてみたら誤差のようなものだったのだろう。ある程度の金額の商品に対しては一律でこのような対応をするように、あらかじめリクスマネジメントした値付けをしているのかもしれない。

 しかし、世の中には私のように苦情を言う人ばかりではないだろう。諦めてしまったり、そもそもすぐチェックをせずに音飛びに気づかなかったり。ダメ元でも、ちゃんと苦情を言葉にして伝えるといいことがあるかもよ、というお話。