せかいとことば

世界は言葉によってつくられているし世界は絶えず言葉を生み出しているし。雑多な文章をつらつらと。

リハビリ 3

 頭の中でずっと鳴り響いている音、言葉。それらをかたちにすることは難しい、狂おしい、ほどに移り行く世の中、のなかでなんだか、甲高い声が鳴り響いている、頭の中。裸のまま、街の中を練り歩く裸の王様、収まらない言葉がとめどなく、身体の中を溢れてく。溢れてく、あぶれてく、社会、社会の中を流れてく、絡めてく、言葉と言葉で眺めてく、街のリズムに沈むイズム刻む、言葉、言葉をここは、どこだ、それすらもわからないくらいに沈んでいく。

 沈んでいく、でいく、テイクワンツー、夢を見ていた。夢は見ている間は夢だとわからない、醒めてから初めてわかる、それが夢だったと。
 醒めない夢ならいい。醒めない夢。それは現実とどう違うのだろうか?
 夢、夢で埋め、てくこの日常の間で怠惰、な日々におさらばしたいから吐いた、吸って吐いた煙草の煙、みたいに手乗り、インコみたいに飼いならされてはいけない、放し飼い、また視界、が朦朧として放浪してくこの旅の半ば、墓場、まで持ってく、つなげてく、言葉と言葉の羅列、まるでDNA螺旋構造みたいな配列、大切、なことはすべて自然が教えてくれたから構造構造、社会構造も溶けてくよなこのホット、な妄想で世界は動き出す。また始めてく、弾けてく、心、ふところから溢れてく言葉。言葉。言葉をつなぐ。