せかいとことば

世界は言葉によってつくられているし世界は絶えず言葉を生み出しているし。雑多な文章をつらつらと。

くるまった夜は眠りについたままで凍っている

希望と絶望と熱望の日々も鉄棒をしている間にすべては回る、くるくる逆上がりをし続けるように回る地球も、時代も回る、回るから眠ってしまうと溶けそう、だめになってしまいそうでこのままずっと起きていたいと思ったのだけども朝は来て、また朝焼けで朝起きて寝るまでの間は怠惰な間隔だ、感覚を研ぎ澄まして三角、四角の対角線上で交差する心と心のアンバランス、窓ガラスを拭いても拭いても汚れは次から次へとせわしなくあらわれては歩く人の群れで暮れてく一日、触れてくこころはクレパスで色塗り、どのみち、カラフルな一日、新しいわたしとかそんなものはどこにもない、ドロッドロとした瞳孔はどこを見ているのか焦点が合わずに鼓動に合わせ進む国道一号線よりもずっと速いスピードで切り取れ、読み取れ、いびつで、どこにもいけない夜が朝になる瞬間と瞬間と瞬間と。