せかいとことば

世界は言葉によってつくられているし世界は絶えず言葉を生み出しているし。雑多な文章をつらつらと。

創作について その2

創作活動をしないとだめです。創作活動をしないと人間であることの、その誇りのようなものが、どんどんと損なわれていってしまうのです。
それは、文でも、音楽でも、絵でも、パフォーマンスでも、なんでも良くって。とにかく自分の考え、もしくは考え以前のものまたは考えなどとは異なる性格の何かを表現する、表現しようともがく、ということが非常に大切であると思うわけ。

創作、つまりだいたい無に等しいところからはっきりと見えるかたちで有を生み出す、というのは凄まじいエネルギーが取り巻く行為であって、いったいどうして、そんな行いができるのか甚だ不思議である。と言っている間にも、こうやって出鱈目な文章をつらつらと生み出せているのだから、そんなことはなかなか、日常的には気にならないことなのかもしれない。たまにふと、思い出すかのように、想像力というのは非常に貴重で、かけがえのないものなのだ、ということを感じながら、また思索にふけるのであった。

絵を描きたいと思った。日常的に絵を描いたりする絵描きさん、以外の人々のなかで、ふと絵を描きたいとか思う人はどのくらいいるのだろう。そしてそれを実行にうつしてひとつの絵を描きあげてしまう人は、どのくらいいるのだろう。たぶん、これはけっこう少ないような気がする。

どうせなら、とても大きな絵を描きたい。大きな大きなキャンバス、のようなものと対峙して、思いきり筆を動かしたい。
大きな絵で思い出した。たまに川の護岸に小学生なんかが描いたような壁画、があったりするけど、あれってクールよね。しかしどれも健康的。グラフィティのような、アウトローな絵を描こうとした小学生のグループはきっと、先生に叱られてしまって。