せかいとことば

世界は言葉によってつくられているし世界は絶えず言葉を生み出しているし。雑多な文章をつらつらと。

世界は何色だろう

夜の船。何もすることがない。本当に何もすることがなくて、こう思う。何かすべきことがあるというのは、厭になるときもあるけど、やっぱり幸せなのかもしれない。何もすることがないというのは、けっこうしんどいことであって、なぜなら何もすることがないとは言え、そこは人間、何かをせざるを得ないわけで。そうなると必死に何かを探す、無から有を生み出すその作業に彼らの本性、というか無意識に決定づけられた個人の骨格を感じるわけです。急に語学を学ぼうと思ったって、そりゃ無理なのと、同じでござんす。

そこでこんなことを考えたのだ、たとえば地球の外から誰かがやってきて、地球は何色だと尋ねられたら。これはある意味厄介で、外から見たら青色とか、緑色に見えるのだろうな、やはり。でもそれを尋ねてくるというのは、何かしら想像力とか感性みたいなものに期待してるわけであって、いやらしい質問である。

たぶん、黄色と答えておけば間違いはない気がする。黄色。黄色はとてもいい色で、黄色というと何を思い浮かべる、というアンケートを街中で取れば、たぶんわりと多くの人が雷、とかほざくと思うのだけど別にあれ、雷は黄色じゃないよね。雷は何色なのかな?