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せかいとことば

世界は言葉によってつくられているし世界は絶えず言葉を生み出しているし。雑多な文章をつらつらと。

なにか

それは生きているという感覚

登校中にいきなり走り出す小学生、そんなに急いでいるようでもないのに楽しそうに走り出す彼や彼女たちは、生きることへの喜びを、そのありあまる生命の力を抑えきれずに走り出すのだということをあの人はいつか教えてくれたっけ、わたしはもう22歳で、わた…

記憶のトリガーは引こうと思っても引けない

ぜんぶ好きだよ。きみも、きみも、きみも。ぜんぶ好きなんだ。わたしの好きなぜんぶが、そのぜんぶがわたしの好きなままでずっといられたらいいのに。いてくれたらいいのになあって思うんだけど、それでもやっぱり変わってしまうものだったりするんだ。好き…

洪水みたいな日々だけど全部が面倒臭い

基本的に気力がない。だるい。めんどい。眠い。めんどい、という言葉は面倒臭い、という七文字を発するのがもはや面倒臭いがゆえに生まれた略語なわけであって、めんどい感が言葉全体からこれでもかと言わんばかりに溢れているからすばらしい。なんてどうで…

わたしは死なない

「わたしは死なない」って書こう、書き初め、大きく大きく書こう、今年一年の目標はそれ、達成できたら大きなパーティをしよう、来年の師走にさ、みんなを呼んで、みんなって誰、って話ではあるけれどとにかくみんなを呼んで、大きなパーティをする、いつぶ…

あいするということ

あいしてる、あいしてる。だからそれだけあいしてね。あいしてるから、それだけ、わたしのことを、あいしてね。***** 愛するということ。これはよくよく考えてみるとわけのわからないことだ。辞書で「愛する」という文字をひいてみる。すると、誰かを…

リハビリ 2

言葉と言葉が羅列になって言葉と言葉のつながりが溶けていって言葉と言葉が煙草の煙のようになってどこかへ消えてしまうこと。 街を眺めていた。街のなかを歩いている人はさまざまで、これから家に帰る人、これから街を楽しむ人、そのどちらとも言えない人…

九月十六日の日記

九月十六日なんていうか午前という時間帯は大半を睡眠に費やされてしまうわけであってもったいない。だいたい、深夜2時か3時、っていうのはもう午前なわけなのだけれどこれはどうも午後の延長のような気がする、そのくらいに布団へ入ると目が覚めるのは10時…

たまに転ぶ

ほら、赤ちゃんってさ、何もないところでも転ぶじゃない。すとんって。大人もそうだったらよかったのになぁって思うのね。たまに。つまりね、歩いていたらたまに転んでしまうように人間ができていたらよかったのになぁということ。何かにつまずくわけでもな…

すこしだけの今日に立ち止まるように

壊れてしまうのだろうなぁわたしもいつかきっと。みたいなことを考えていたのだ。電車に乗りながら。電車に乗る人たちはどこへ向かいどこへ消えて行くのだろうと思ってしばらく考えているとわたしの身体はぐらぐらと揺れてしまってそれが電車の揺れによるも…

「どうでもいい話」

どうでもいい話を書きます。あ、どうでもいい話を書くのに「どうでもいい話を書きます」だなんて、わざわざ前置きをするわたしはなんて紳士なのかしら。この前置きのおかげで、みなさんは、このあとのお話を読む前に「あ、これはどうでもいい話なんだ」と前…

あなた、わたしは世界をつくっているのよ。いつだって。

そうだ、あの話をしよう。あの話を。でも、あの話は言葉にしてしまってはすぐに、崩れてしまうかもしれない。だから慎重に話そう。慎重に、あの話をするよ。***五時になると、時計のチャイムが鳴りだす。それが実際、チャイムなのか、なんなのかはよくわ…

ひかりが差し込んでそれが眼球の裏側にまで届くころ

たぶん、何もないところにぽつんと自転車を置くのはすこし勇気のいることなんだと思う。壁の横とか、木の横とかじゃなくって、何もないところに。だからみんな、自転車のとなりに自転車をとめて、そのまたとなりに自転車がとまっていって。***見上げると…